キルスト(Kirst)

まずはじめに、『ニュー・ラングウィル目録[1]』からの記述を以下に引用しよう。

キルスト(Kirst)、フリードリヒ・ガブリエル・アウグスト(Friederich Gabriel August)。1750年、ドレスデン生まれ(確証はない)、1806年4月29日ベルリン没。1772年より1804年までポツダムでフルート製作。おそらく、ドレスデン市の水道局監視官、ヨハン・ゲオルグ・キルスト(Johann Georg Kirst)の息子。1768年から1770年、A.グレンザー(A. Grenser)のもとで修業。ポツダムのフライヤー(C.F.Freyer)のもとで働く。1772年、フライヤーの未亡人と結婚、マイスターとしてフライヤー工房を継続。また、同年1772年には、全プロシア軍に木管楽器を供給する「独占権(privilegium privatum)」を授けられた。ニコライ(Nicolai)は、「(オランダ管区の)フルート製作家キルストは、国王から俸給を受けている」と記している。キルストの工房には、マルティン(J.G. Martin)、ミューラー(I.C.H. Müller)、ピーリング(A.F. Piering)、ヴァイス(J.W. Weisse)など、多くの見習い工がいた。1804年、工房はキルストの義理の息子フライヤー(J.G. Freyer)に引き継がれ、これは後にフレイヤー&マルティン(Freyer& Martin)と改称された。現存する楽器から、また、工房がポツダムにあったということから、キルストとクヴァンツ(Quantz)が協力関係にあったということは大いにあり得る。

ここまでは、ラングウィル目録からの引用にわずかに手を加えたものである。

ユトレヒト・コレクションの中には、キルスト作のフルートが4本ある。一本は多鍵、3本は1キーのキルストである。この4本すべて、音程については調整が難しい。私はこれにいくらか修正作業を施し、そして、私のコピーの音程は、今では申し分ないものとなっている。このようなケースは、300年前にもあったはずだと私は信じている。


キルストは力強く、オープンな音色で、強弱の幅の豊かな楽器である。オリジナルにも440、430の替え管がある。これはクラシカル・フルートで、おそらく1780年頃の作である。この楽器はひじょうに強弱の幅に富み、また、第3オクターブ目がすばらしい。

 

[1]『ニュー・ラングウィル目録(the New Langwill index)』/トニー・ビングハム(Tony Bingham)出版、ロンドンISBN 0‐946113-04-1

Simon Polak: Early Flutes

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